カテゴリ
画像一覧
以前の記事
2021年 05月 2021年 04月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 01月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 01月 2017年 11月 2017年 08月 2017年 06月 2017年 05月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 01月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 05月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 10月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 07月 2009年 05月 2009年 03月 2009年 02月 リンク
その他のジャンル
|
風邪をひきました。
三が日過ぎたあたりでひきはじめて けっこう長期間寝込みました。 久しぶりです。 そのあと息子に風邪がうつってしまったので 昨日も今日も彼は学校を欠席。 ついでに猫のチーが皮膚炎をおこして ヤツも病院通い。 そんななか、旦那さんだけは淡々と仕事に行ってくれて 日常でいてくれているのがホントありがたかったです。 朝あたりまえのように起きて 夜あたりまえのようにお風呂に入って あたたかいお布団に潜り込めて・・・。 日常でいられるってありがたい。 いろんなことに感謝したお正月でした。 さて、そろそろみんな快復してきて 息子も明日には登校できそうだし ガタついていた食事も元に戻せそうだし 2012年、我が家もようやくスタートです。 ということで、まだぎりぎり松の内。 ラクダ+シカ+ウシ+鯉+ヘビ+トラ+鷹が合体した龍の絵でも。。。 遅くなりましたが今年もどうぞよろしくお願いいたします。 #
by mifun
| 2012-01-12 11:24
| いろいろ
ナンセンスをテーマにイラストを描くので
ナンセンスを勉強中です。 ナンセンスって言ったら長新太さんです。 長さん=ナンセンスです。 長さんの世界!うれしいなあなんてわくわくしながら ナンセンスと言われるものを探してみると なんかちょっとイメージしていたのと全然ちがいます。 長さんのようなあっけらかんとした ユーモアがみつかりません。 外国語の言葉遊びやありえないお話ってえらい幅広いなあ。 必ずしもナンセンス=ユーモアじゃないんだなあ。 日本の落語や鳥獣戯画とかナンセンスって言っていいのかなあ。 江戸時代の遊び絵や寄せ絵はどうなんだろう。 むむむ。 絵にするなら『アリス』や『マザーグース』のようなかんじよりも あっけらかんとした楽しいものにしたいので モチーフはそういうのにこだわりたいなあと探していたら ブルーノ・ムナーリの『ムナーリの機械』という本を見つけました。 「疲れた亀のためにトカゲを使ったモーター」とか 「目覚時計をおとなしくさせる機械」とか おおお! ばかばかしくってこどもと読んで大笑いしましたよ。 でもいざ絵を想像すると ムナーリの長い説明文と挿絵で面白さができあがってしまっていて あらたに絵を描く面白さがみつかりません。 イラストになったときにムフッとなりたいので モチーフだけが面白くてもしかたないしなあ。 そんなこんなで1ヶ月以上悩んでいます。 何を描いたら面白いのかわからず苦しみながら 長さんに関する本を読んでると 俳句だってなんだってなんでも笑いに変えてしまって もう軽やかで楽しくって! 長さんはすごいなあ。 すごいったらすごいなあ。 今も何がナンセンスで何がナンセンスじゃないのか やっぱり全然わからないけど 自分が好きな笑いのざっくりしたところは 見えてきたような気もします。 ・・・・・・なんとなくだけど。 #
by mifun
| 2011-12-19 11:07
| 絵本のこと
月蝕を見た。
くっきり晴れた夜空に小さい望遠鏡を向けて 息子と1時間30分、欠けていく月や星を観た。 お月様の満ち欠けとは違う影。 冷たい月の表面。 木星がきれいだね。 ガリレオ衛星は縦に並んでいるね。 シリウスは肉眼で見る方がきれいだね。 ベテルギウスはいつ爆発するんだろうね。 プレアデス星団の見つけ方はね・・・。 息子とずっと話す。 理科好きはちゃんと息子に遺伝しているなと 嬉しくなったりする。 星が好きでも高校時代ブラスバンド部でも たいした役にたたないと思っていたけど 絵本を描くようになって 案外こういうものが自分の大事なものなのかもしれなと思う。 ちょうど『とんとんとんだれですか』という絵本を作っている最中。 『とんとんとん』はジャズライブ用に作った8場面の簡単なお話だった。 それも長新太さんの『キャベツくん』の前座のようなかんじで こどもたちが音楽から絵本に気持ちが向くつなぎ役として作った 盛りあがってもらうための単純でよくあるパターンのお話。 「おもしろいね」といってくださる方がいて じゃ、じゃあ15場面にしてみましょうかなんて また軽い気持ちで描き出した。 出版社さんへの持ちこみも 絵の見本のつもりで軽く入れたつもりが 他のお話のラフよりもこっちが先に出版という話になった。 絵はたしかに一生懸命描いたけど 自分の得意分野に持ちこんでこどもにウケることだけを考えた 他愛もないお話なんだけどなあ。なんて思ったりもしていた。 月蝕の夜 欠けていくお月様をずっとのぞき込んでいる息子の横で お月様の光りが弱くなるにつれチロチロ輝きだした星たちを観て こうやって月や空の温度を感じたり 音楽が好きだったり、こどもを純粋に驚かせようと思う気持ちが 『とんとんとん』になっているのかなあなんて思った。 動物以外の好きなこともちゃんと好きで良かったなあ。 ********** 昨日は『とんとんとんだれですか』のはじめての色校正。 デザインをしてくださったのは小野明さん(きゃーっ♪) 小野さんが京都で授業があるということで母校の精華大学に行く。 作家からの指示がないかぎり手は加えないという製版したままの色校は、 もうどんよりしてお話に気持ちが入っていかない絵になっていて なにから手を着けて良いのかさっぱりわからなかったけど 小野さんともういちど絵を描き直す気持ちで色を直していく。 丁寧に、丁寧に。 うん。きっと、これで気持ちいい本になってくれるはず。 2時間かけてチェックしたあと 小野さんの授業を学生さんに混じって聴かせていただく。 今年よかった絵本を紹介される。 『悪い本』宮部みゆき作 吉田尚令絵 『あさになったのでまどをあけますよ』荒井良二作 2冊ともぜったい買いますっ! それから気になったというある本を紹介される。 この本は私もずっとひっかかっていた本だったので 小野さんの批評で救われた気持ちになった。 それから大事な大事な『ねーねーのしっぽ』のお話を もういちど描き直して出版社さんに持ちこもうと思った。 負けない。 #
by mifun
| 2011-12-14 11:48
| 絵本のこと
いよいよ年賀状に向き合わないといけない
時期になりました。 動物を描くときはまず本物をスケッチしに行くことに している私としてはつらい干支です。 できるだけ一次ソースから描きたいので どんな巨匠の絵でも真似するわけにいきません。 一応ウィキペディアで龍を調べてみます。 いろんな動物のパーツで龍を説明してくれています。 ラッキーです。 実在する動物のパーツを寄せ集めていけば 一次ソース龍ができそうです。 情報源がウィキペディアだけど ま、今回はそれでいくことにします。 まず頭は意外にもラクダなんだそうです。 ワニなどの肉食系ではなく草食系です。 つぎは角。納得です。 つぎつぎいきます。 ラクダの耳と牛の耳を分ける必要があるのか疑問ですが。 目です。 鬼またはウサギって・・・ものすごく離れています。 しかも片方は実在しない生き物です。 まずは鬼がどんな目をしているのか教えてもらわないと・・・。 身体。納得できるものがきました。 これも納得です。 整然と並んだ堅いウロコ。かっこいいです。 またです。 実在しない生物を実在しない生物で表現するのはどうなんですか。 しかも蜃を調べたら「龍の一種」って。 強そうなのが出てきました。 でも虎の手のひらって、肉球がついててかわいいんだけど 龍にも肉球がついてるってことですかねえ。 おお!それっぽい。 安心しました。 で、それらを集めるとこうなりました。 まぬけだなあ。 ほ乳類と魚類の境目とか。。。 目がだめなんだろうなあ。。。 ま、でもざっくり概要がわかったので ちょっとこんなかんじで考えてみます。 #
by mifun
| 2011-12-04 09:31
| イラスト
広松由希子さんの昔話のシリーズ「いまむかしえほん」
なんかね、すごいんです。 なんとなく、絵本ってここからこのへんまでが 表現できる範囲かな?って思っていたのが もうひとつ奥に扉をみつけたかんじです。 物語ごとに違う絵の作家さんと組まれているのですが 作家さんの選び方がまた絶妙です。 「したきりすずめ」ささめやゆきさんとか 「かちかち山」あべ 弘士さんとか 「うらしまたろう」飯野和好さんとか たまんないです。 絵本って、絵が主役だったり 物語が主役だったり 言葉やリズムが主役だったり 構成やアイデアが主役だったり いろんな主役があるけれど この本を読んでいたらそういうメインみたいなのを感じなくて 登場人物が自分で考えて自分の気持ちで 動いているような不思議な感覚になりました。 よく知っている昔話のぺらりとした登場人物たちが 体温があって考えることができる人になって動き出したような感覚。 一体感。 昔話って、おばあさんスズメいじめすぎやろ!とか 浦島太郞、玉手箱をなんで開けてしまうん!とか そういう突っ込みどころもそのまま受け容れてたけど この本ではすずめをいじめるおばあさんにも理由があって やられるすずめもただの受け身ではなくって 石のかさじそうさんにも制約があって 浦島太郞の気持ちに共感できて、納得できる終わり方があって 全部に理由があって厚みがあって物語が面白い。 使われている言葉もひとことひとこと 時間をかけてていねいに磨かれているようで 心地よく感じます。 片山健さんの「みるなのへや」で飛んでいくウグイスが 「ほほほけきょ」と鳴くんです。 「ほーほけきょ」じゃなくて「ほほほけきょ」です。 声に出したらめちゃめちゃせつないです。 頭から離れず1週間くらいつぶやいてました。 絵がすごく魅力的で (もちろんいつも全力で描かれていると思いますが、いつも以上に) 絵描きさんが全力で絵に向き合ったかんじがして 広松さんの言葉には人を本気にさせる魔力でも あるんじゃないかと思うくらい 何人か命を削られた絵描きさんがいるんじゃないと 思うくらい素晴らしかったです。 絵描きさんと文章の作家さんが違う絵本って 薄い隙間を感じることがあるのですが そういうのがなくて息が合っていて お話が浮き出していて・・・・・・。 絵本のど真ん中ってこれかもって思いました。 全力で作った絵本らしい絵本。 衝撃でした。 なかでも一番衝撃を受けたのは「みるなのへや」 片山健さんらしい穏やかな表紙で油断していたら ぐいぐい美しく不安定な世界に引きずり込まれます。 最後まで読んだら、表紙はぜったいこれでなくちゃと思いました。 感想もうまく言えないけど 長生きして絵を描き続けねば思った作品でした。 すごかった。 #
by mifun
| 2011-11-26 15:21
| 絵本のこと
|
ファン申請 |
||